陽気なシステム屋が世界を変える

Yearly Archives: 2012

eclipseの便利機能

Posted on 2012年8月27日 by あおき

こんにちは。
月曜日担当の青木です。

以前、統合開発環境(IDE)について少しお話しました。
IDEを上手く使うと開発効率が上がるわけですが、今日は具体的にどのような便利機能があるか紹介します。

とは言っても、便利機能は結構たくさんあるので、全部紹介するのはさすがに難しいです(;^ω^)
なので比較的よく使われる(と思われる)機能に絞りますねww
※例で使うプログラミング言語はJavaです。

・宣言を開く
Javaエディター上で任意の要素(クラス、メソッド、etc..)にカーソルを合わせ、F3キーを押すと、押した要素の宣言にジャンプします。以下ではカーソルをあわせているmethod()の宣言にジャンプしています。

Pinterest

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これを上手く使えばクラスやメソッド間を瞬時に行き来してくれるので、処理の流れを追いやすくなります。

・呼び出し階層を開く
次に「宣言を開く」と逆方向の、「呼び出し階層を開く」についてです。
任意のメソッドにカーソルを合わせ、「右クリック→呼び出し階層を開く(右クリック→References→Workspace)」を選択すると、メソッドの呼び出し元が表示されます。
methodを呼び出している箇所が、画面下の「呼び出し階層」ビューに表示されています。
「呼び出し階層」ビューで、メソッドを選択すると、その箇所にジャンプします。

Pinterest

メソッドの呼び出し元は開発中に頻繁に参照したくなります。
あるメソッドを修正した時、そのメソッドの参照元に影響がどう及ぶのかを、当然チェックする必要があります。
(これを怠ると、デグレの原因になります・・・)
この機能を使えば手を加えたメソッドがどこから呼び出されているのか一目瞭然なので、影響範囲の把握・対策を効率的におこなう事ができます。

・GetterおよびSetterの生成
フィールドからGetterとSetterを自動生成できます。
この機能を実行するには、クラスにフィールドを定義した後、Javaエディター上で右クリックから「GetterおよびSetterの生成(Source→Generate Getters and Setters)」を選択します。

Pinterest

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Javaで開発をおこなう場合、privateのフィールドと、フィールドにアクセスするためのpublicメソッド(GetterとSetter、まとめてAccessorと呼びます)を持ったクラスBeanクラスは大概使うので、こうしたクラスを効率的に作成する事ができます。

・アウトラインの表示
クラス内で宣言されている変数、メソッドの一覧を表示します。
クラス内の構成が一目で分かりますし、表示される変数やメソッドをクリックすれば宣言部にジャンプしてくれます。

Pinterest

・・・と、ごく一部ですが、eclipseで開発をする場合によく使うと思われる機能を紹介しました。
こういう機能を意識して使うようにするのとしないのとでは結構差が出ると思っているので、もし知らなかった方は積極的に使うようにしてみると良いかも知れません。

Posted in 未分類, 開発全般 | Tags: java, 統合開発環境 | Leave a comment |

ゲーミフィケーションのテクニック【その③ ユーザー間の競争】

Posted on 2012年8月24日 by まるじ

こんにちは。金曜担当のまるじです。

先日、弊社で運営するアイス・スイーツの通販サイト「善左エ門」が
日本テレビ系列の「ヒルナンデス!」という番組で紹介されました!

手前味噌ですが、このアイス本当においしいンデス!

さて、ゲーミフィケーションを導入するにあたってのテクニック・・・
第3回の今回は「ユーザー間の競争」です。

わかりやすい例を挙げるならば、Q&Aサイトなどで各ユーザーの投稿回数や回答回数、
さらには「良い回答」をした回数などが表示されていて、
よく回答を付ける人はそのサイト内でのランキングが上がるような仕掛けを思い浮かべていただければ良いと思います。

このようなリーダーボード(ランキング)が掲示されていることで、
ユーザーは自分が勝者ではないことを実感することになります。
「悔しさ」はゲームを動機づける大きな要素の一つです。

また、多くのゲーミフィケーションを応用したアプリケーションやWebサイトは
コミュニティを細分化してリーダーボードを設けています。

理由は、単純明快です。

自分が競争している相手は誰なのかをより身近に意識させることで競争が促されるからです。

では、なぜ相手が身近だと競争が促されるのでしょう?
例えばあなたの友だちが競争相手だとします。
当然ですが、あなたはその友だちの性格や外見的特徴などを知っています。
たとえその知識が全くゲーム(ランキング)と関係ないことであっても、
「あいつにならば勝てる」と思い込んでしまうのです(たとえば「あいつは全然格好良くない」など)。

より身近な相手を競争相手として意識させるというのがポイントです。

Facebookのソーシャルグラフを活用して「友だちとのなかでの順位」などと表示させてあげると効果的かもしれませんね。

Posted in マーケティング | Tags: ゲーミフィケーション | Leave a comment |

新MCP

Posted on 2012年8月21日 by 倉垣
こんにちは、火曜日担当の倉垣です。

 

皆さん、お盆休みはとれたでしょうか?
私は数年振りにこの時期に休みをとれました。
ただ、実家に戻らずどこにも遊びに行っていません。
ほとんど勉強だけの休みでした…

 

MCP

さて、今回はMCPのお話です。
MCPはMicrosoftの資格ですが、最近MCPの体系が変わりました。
新しい資格体系は3つのレベルに区分され、それぞれ”アソシエイト”、”エキスパート”及び”マスター”と呼ばれます。
それぞれのレベルは下記のような資格が関連付けられています。

 

  • ”アソシエイト”
    • マイクロソフト認定ソリューションアソシエイト(MCSA)
  • ”エキスパート”
    • マイクロソフト認定ソリューションエキスパート(MCSE)
    • マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー(MCSD)
  • ”マスター”
    • マイクロソフト認定ソリューションアソシエイト(MCSM)

 

各資格には、専門Windows ServerやSQL Server等の専門領域があります。
各資格に認定されるためには複数の試験に合格する必要があります。
また、MCSEとMCSDにはそれぞれ3年と2年毎に更新が必要となりました。
更新することによって、常に最新の技術を身に着けていることの証明となります。

 

資格の体系が変わり、試験内容は刷新されています。
既にいつくかMCPを取得されている方も、これを機に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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ゲーミフィケーションのテクニック【その② ユーザー同士の協力】

Posted on 2012年8月10日 by まるじ

こんにちは。金曜担当のまるじです。
なでしこジャパン惜しかった!!
さて、前回からゲーミフィケーションを導入するにあたってのテクニックを書いていますが、
第2回の今回は「ユーザー同士の協力」です。
有名な成功例を挙げると、mixiやfacebookにも展開している「サンシャイン牧場」を
思い浮かべていただければわかりやすいかと思います。
ユーザー間の協力や共同作業もゲームの楽しみや喜びを増幅させるメカニズムの一つです。
このメカニズムがもっとも有効に作用するのはソーシャルメディアと組み合わせた場合です。
サンシャイン牧場の例では、「虫入れ」や「いたずら」などがそれにあたります。
「虫入れ」や「いたずら」が行われた後、
他のユーザがそれを駆除・治療することで増産量が大きく増加するため、
お互いに協力し合うことでゲームがうまく進むように設計されており、
友だちの役に立つことがより実感できる仕組みになっています。
サンシャイン牧場
人間は自発的に他人に協力しようとするとき、自分にとっての何らかのメリットがあるからではなく、
お互いに信頼し合い、それに応え合うことに喜びを感じる生き物なのです。
「友だちの役に立つことがより実感できる仕組み」というのがポイントです!
アイ・エンターでは、お客様に対しiPhone/Androidのアプリケーションや
ホームページ、ECサイト、基幹システムなどシステムに関する
企画提案をおこなっています。
何かご不明な点、お困りな点があればお気軽にご相談ください。

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Windows8 RTM

Posted on 2012年8月7日 by 倉垣

こんにちは、火曜日担当の倉垣です。
先日、自宅の空ペットボトルを捨て忘れました。
先週も忘れ、先々週も忘れています。きっと来週も忘れるのでしょう。
空ペットボトルの山は、ますます暑さを感じさせます。
 
Windows8 RTM

先週、新しいWindowsが完成したようです。
http://windowsteamblog.com/windows/b/bloggingwindows/archive/2012/08/01/windows-8-has-reached-the-rtm-milestone.aspx
開発者向けには8/15から公開されるようですね。
 
windows8_1
 
様々な新機能を備え、よくも悪くもこれまでの操作性を大幅に刷新するMetro UIを備えた新OSの発売はとても楽しみです。
既に私もRelease preview版を試してみているのですが、早く製品版を使ってみたいです。
新機能が出る度に否定的な意見も多く聞かれますが、新しい機能が増えるということはそれだけ仕事や開発の可能性が広がることでもあると思います。
特にITシステムを作る側の人間としては、新機能をうまくクライアントの問題解決に適合させることによって、新たな需要を喚起できます。
いらない機能や改悪もたくさん含まれていることと思いますが、変化させていくことは重要だと思います。
 
windows8_2
 
Metro

ところで、Microsoftが使っていたMetroという名称がなくなりそうです。
どうやら、他社の商標とかぶっていたらしく、訴訟回避のためにやむなく変更するようですね。
(参照:http://www.computerworld.jp/topics/577/Microsoftウォッチ/204382/商標獲得で初歩的なミス? マイクロソフト、Windows%208から「Metro」の名称を排除へ)
世界的な大企業であるMicrosoftでさえこういった事態になるのですから、新しい製品やサービスを市場に投入する際には、その名前についても慎重に調査しておかなければいけませんね。

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Microsoft iSCSI Software Target

Posted on 2012年7月31日 by 倉垣

こんにちは、火曜日担当の倉垣です。
先日、自宅でクーラーのスイッチを入れたときのことですが、どういうわけだか涼しくならないのです。むしろ、暑くなってきました。
今年の夏は特別に暑いのだと思い、さらに設定温度を下げようとリモコンをよく見てみたところ、いつの間にか”暖房”に切り替わっていました。
あやうくエアコンのある部屋で熱中症になってしまうところでした。

さて、今回はiSCSI software Targetを紹介します。
iSCSI software Targetとは、iSCSIのストレージを構成するためのツールです。
それでは、そもそもiSCSIとは何なのでしょうか?
 
iSCSI
 
iSCSIとは、SCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で利用するためのプロトコルです。
従来、SANを構築する際には、ファイバチャネル等を利用してSCSIコマンドをやり取りしていました。
現在もファイバチャネルの活用は、高速な通信を行えるために、SANの構築には欠かせない技術ですが、ファイバチャネルの取り扱いは物理的にも技術的にも厄介なものです。
そこで、SCSIプロトコルをTCP/IP上で利用するために、iSCSIを利用します。
iSCSIを利用することで、入手しやすく価格も安いTCP/IPネットワーク機器を活用しSANを構築できるようになりました。
しかし、基本的にTCP/IPはSCSIに比べるとデーター転送速度が遅いプロトコルです。また、少し前までは転送速度が1Gbps以上のTCP/IPネットワーク機器の価格は高く、手の出しにくいものでした。
しかし、昨今は転送速度が10Gbps以上の機器も安価に入手することが可能となりました。
さらには、いくつかのNICを束ねて利用できるチーミングやMSCS等の技術を利用することで、SANとして活用するのに十分な転送速度を簡単に確保することができます。
 
Microsoft iSCSI Software Target
 
“Microsoft iSCSI Software Target”は、MIcrosoftが提供する無償のツールです。
このツールを利用することで、WindowsサーバーをiSCSIストレージとして活用することが可能となります。
iSCSIに対応したストレージ製品はNAS等の機器比べて比較的高価なものでしたが、このツールを利用することで安価なPCサーバーでSANを構築することが可能となります。
サーバーの仮想化が進みサーバーの集約化は進んでいますが、ストレージの集約化は進んでいません。
複数台の仮想ホストで同じストレージを利用することで、管理コストを削減しストレージの利用効率をあげることができます。
さらにHyper-Vによるマイグレーション機能を活用することで、可溶性も上げることができます。
仮想化によるサーバーの集約化を進める際には、”Microsoft iSCSI Software Target”によるストレージの集約化も検討されてみてはいかがでしょうか?
 
 
i.e.seaではITインフラ構築に関するご相談を承っております。
ITインフラのコスト削減、仮想化及びクラウドへの移行等に興味はありませんか?
お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。

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Hyper-V3.0のLive Storage Migration

Posted on 2012年7月24日 by 倉垣

こんにちは、火曜日担当の倉垣です。
先日、自宅のドアの鍵が閉まらなくなりました。
理由はよくわかりませんが、ドアの立てつけが悪いのだと思います。
仕方ないので、部品を一部外して対応しています。
 
Live Storage Migration
 
さて、今回はHyper-V3.0の新しいマイグレーション機能についてお話します。
 
Hyper-V2.0のマイグレーション機能といえば、物理サーバー間でOSを移動させることを指していました。
OS本体は共有ストレージ上に配置し、OSの実行はクラスタ構成の仮想サーバー上で行うことで実現しています。
これは運用上かなり便利な機能です。物理サーバーをメンテナンスしたい場合でも、動作中の仮想マシンを別の物理サーバーに簡単に移動できるわけですから、時間を問わずメンテナンス業務が行えます。
ただし、共有ストレージはHyper-Vクラスタ構築時の問題点ともなっていました。
共有ストレージを構築する際に、専用ハードウェアを用いたSANやRAID等を利用することによって、ストレージが使用不能となることを防いでいます。しかし、現在のストレージの調子がおかしいからといって、気軽に新しいストレージに移動させることができません。
 
一方、Hyper-V3.0で実装されたLive Storage Migrationでは、OSをインストールするストレージを移動させることができます。
しかもこの機能はOSが動いたままの状態で実行可能です。
ストレージ間のライブマイグレーションを可能とするLive Storage Migrationを利用することで、OSを稼働させたままストレージ間を移動させることが可能となり、メンテナンサビリティが飛躍的に向上します。
場合によってはシステム利用部署の業務時間中にハードウェアの移行作業を実施することさえ可能となるのです。
 
Hyper-V3.0を活用したサーバーの仮想化は、構築及び運用時の直接的なコスト削減だけではなく、システム運用の自由度を大きく向上させることができるわけです。
 
 
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お問い合わせブログ開始致しました!

Posted on 2012年7月23日 by i-enter

みなさんこんにちわ。

アイエンターWeb担当の古川と申します。

本日よりスタート致しましたこの「お問い合わせブログ!」

このブログでは、弊社に頂いた様々なお問い合わせの内容を記載していきます。

・どんな内容のお問い合わせが多いの?

・こんなお問い合わせがしたいんだけど大丈夫かな?

・どんな業種のお問いわせが多いんだろ?

上記の様な疑問を解消出来るようなブログになってますので、お問い合わせの参考に見て頂ければとおもいます。

気軽に覗いていってくださいね!

それでは本日はこのへんで。

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システム移行と仮想化

Posted on 2012年7月17日 by 倉垣

こんにちは、火曜日担当の倉垣です。
最近、片方しかない靴下が増えてきました。
履く以外に外に出す機会はないはずなのに、いったいどこに消えていくのでしょうか?
もしかして消えた片方が出てくるのではないかと思い、捨てることができず困っています。
 
システム移行と仮想化
 
仮想化によるメリットでまず最初に思いつくのが物理サーバー台数の削減です。
既存の物理サーバーを仮想化し、少数の仮想ホストに集約すれば物理サーバー台数を減らすことができ、それだけハードウェア導入コストを削減できます。
ハードウェアを削減することで電気代を削減でき、部品点数も減るのでメンテナンスコストも減らすことができます。
しかし、仮想化によるメリットはそれだけではありません。
それは、ハードウェアの交換を伴うシステム移行時の手間の削減です。
 
システム移行時の手間の削減
 
ハードウェアの交換を伴うシステム移行では、3つの問題が生じます。
 
1.移行するシステムは、新しいハードウェア上で正常に動作するのか?
2.移行先にインストールするOSやアプリケーションは調達できるのか?
3.移行先に、OSやアプリケーションは正しくインストールできるのか?
 
1.移行するシステムは、新しいハードウェア上で正常に動作するのか?
旧式のハードウェア上で動作していたシステムを、最新のアーキテクチャで構成されたハードウェア上で動作させることが可能かは、実際に動作させてみるまでわかりません。おそらく、CPUやメモリ関連は問題が少ない場合が多いと思いますが、ネットワークカードやRAIDコントローラ等はどうでしょうか?
こういったハードウェア互換性の問題は、移行前のシステムを仮想化しておくことで解決できます。
システムで利用するハードウェアをあらかじめ仮想化しておけば、移行先のシステムで困ることはありません。
 
2.移行先にインストールするOSやアプリケーションは調達できるのか?
システム移行時に、構築時に調達できたOSやアプリケーションは入手可能でしょうか?
インストールメディアは残っていたとしても、そのライセンスはどうでしょうか?
移行前のシステムをあらかじめ仮想化しておけば、仮想マシンを新システム上に移動するだけで済みますので、OSやアプリケーションをインストールし直す必要がありません。
 
3.移行先に、OSやアプリケーションは正しくインストールできるのか
移行先のシステムで必要とされるOSやアプリケーションが用意できたとして、それらを正しくインストールすることは可能でしょうか?
長年使用してきたシステムは様々な担当者によって設定が変更され、初期構成からかなり違っていることが多々あります。
手順書が残されていないことも多く、どのような設定を行うべきか調査するだけで多くの時間が必要とされます。
詳細な手順書が残されていたとしても、移行先のシステムをあるべき姿にするためには、それなりの工数が必要とされるものです。
 
 
上記のように、システムを仮想化することにより初期コストや通常の運用コストを削減できるだけでなく、システム移行時のコストや作業時間を大幅に削減することが可能です。
 
 
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Hyper-V 3.0

Posted on 2012年7月10日 by 倉垣

こんにちは、火曜日担当の倉垣です。
先日、ついに自宅近くのたい焼き屋が店をたたみました。
開店してから数年が経ち、最近はあまり客の姿を見ることはありませんでした。
駅前の好立地なのに、どういうわけだかそこにできた店は長続きしないのです。
なにかあるのでしょうか?
 
Hyper-V 3.0の新機能
 
次期WindowsサーバーOSの”Windows Server 2012″が今年の10月末に出荷予定です。
たくさんの新機能が搭載されるようですが、私はその中でも特にHyper-V 3.0に注目しています。
そこで今回は、私が特に注目している仮想マシンの処理能力に大きくかかわる2つの機能を紹介します。
 
仮想CPUの数
 
仮想マシンに割り当て可能な仮想CPUの数が増えました。
これまで4つまでしか割当られなかった仮想CPUですが、Hyper-V 3.0からは32個まで割り当て可能です。
 
NUMAの採用
 
仮想マシンがNUMAアーキテクチャを採用することによって、仮想マシンのパフォーマンスが向上します。
現在のサーバーでは、パフォーマンス向上のためにCPUとメモリが対になっています。以前はメモリコントローラはCPUの外にあったのですが、最新のCPUだとCPU自体がメモリコントローラを持っています。
すなわち、CPU毎に専用のメモリ領域を確保しているということです。これがNUMA(Non-Uniform Memory Access)アーキテクチャです。
CPUが複数搭載されている場合、仮想マシンがNUMAアーキテクチャを意識していないと、仮想マシンを実行しているCPUに割り当てられていないメモリを利用する場合がありこれがパフォーマンスを低下させる一因となります。
Hyper-V3.0からはNUMAアーキテクチャをサポートするようになるので、仮想マシンであってもCPUの処理能力を十分に生かすことが可能となります。
 
 
以上2点の新機能により、仮想マシンの処理能力は大幅に向上することになります。
Hyper-V2.0までだと、高い処理能力が必要なシステムを仮想化することはおすすめできませんでした。しかし、Hyper-V3.0からは構築可能なシステムの幅が大きく広がります。
今後は、高い処理能力が必要な場合でも積極的に仮想化し、仮想ディスクによって可搬性を高めたり、スナップショットやライブマイグレーション等の仮想化ならではの便利な機能を活用してみてはどうでしょうか?
 
 
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Posted in 開発全般 | Tags: Hyper-V, NUMA, Windows Server 2012 | Leave a comment |
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