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広告の背景にVASTあり

こんにちは。

突然ですが、「VAST」という言葉をご存知でしょうか?

YouTuberという言葉が流行りだすと共にどの動画を見てもたくさん広告が映るようになって、いち視聴者としては正直うんざりなことにもなっていますが、YouTubeに限らず広告表示の背景には多くこの「VAST」というものが使われています。

今回はこの「VAST」を紹介したいと思います。

VASTは簡単に言うと、広告表示に関する情報をまとめたXML形式のデータです。
「Video Ad Serving Template」の略で、Interactive Advertising Bureau(IAB)というアメリカのWeb広告業界の団体が策定しました。

このXML、中身を覗くとこんな感じのものが定義されています↓

  • 広告の動画や画像のURL
  • 広告をクリックした時の飛び先のURL
  • 広告が表示されたことをサーバに通知するためのURL
  • どこまで再生されたか等のトラッキングのためのURL

実際の中身としてはこんな感じです↓
VASTサンプル

この中で、「Linear」「NonLinear」「Companion」と3つ出てきますが、これは何でしょう?
広告にも種類があって、

  • 「リニア広告」は、テレビCMのように本編動画の始まる前、再生の途中、終わった後に画面が切り替わって流れるもの
  • 「ノンリニア広告」は、バナー広告のように本編動画に被さるようにして表示されるもの
  • 「コンパニオン広告」は、本編動画とは被らない画面上の別な場所に表示されるもの

の3つが定義されています。

普段よくYouTubeを観ている方は、どれがどの広告なのかわかるかと思います。

このように、動画を再生するプレイヤーに対し「何の広告を、どのリソースを使って表示し、解析やトラッキングはどうするか」を示したのが「VAST」ということになります。

例えば本編開始前に広告を一本流したい場合なんかは、

  1. プレイヤーから広告サーバに対し、リニア広告のVASTをリクエストする
  2. VASTを解析して、広告動画を再生しつつトラッキング情報を投げたりする
  3. 広告が終わったら本編の再生を開始する

といったことをします。

ところで、この「VAST」を使うと何が嬉しいのでしょうか?

VASTは先のIABを中心に、多数の広告ベンダー、動画配信プラットフォームのBrightcoveや、Google(YouTube)、Microsoft、Yahoo!など、多くの主要企業が仕様策定に協力しています。

要するに、例えば広告付きのプレイヤーを作りたい場合、または広告配信サービスを行いたい場合、このVASTを採用すればそれだけで多くの広告ベンダーやサービスに対応できてしまうということです。

また、VASTは広告表示に関するものだけを定義したものですが、これを複数所持しプレイリスト形式にした「VMAP」や、プレイヤーと広告の相互通信を可能とするAPIを定義した「VPAID」といった仕様も用意されています。

今後ますます動画広告の世界は熱くなってくると思いますので、「VAST」という言葉は覚えておいて損はないと思います。

それでは!

弊社の開発実績はこちらです。

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